「過去を隠し名を伏せて 司る運命の先 一度変えたんだからまた変えてやろうぜ」

作詞:ANCHOR
作曲:ANCHOR
編曲:ZiNG
Vocals:生田鷹司(PENGUIN RESEARCH)、オーイシマサヨシ 
Chorus:藍染カレン、香椎かてぃ、戦慄かなの(from ZOC)
Bass:Nob(MY FIRST STORY)
Drums:ピエール中野(凛として時雨)
Guitar:滝 善充(9mm Parabellum Bullet)
Key & All Other Instrument:ANCHOR
Rap arrange:らっぷびと
Mix & Recorded by 藤浪潤一郎

公式フルMV


  『No.7』はTVアニメ「地縛少年花子くん」のOP主題歌です。
 TVアニメ「地縛少年花子くん」はあいだいろ先生作の漫画を原作としており、2020年1月から現在にかけてTBSテレビ等にて放映されています。

  VocalsはPENGUIN RESEARCHの生田鷹司さんとオーイシマサヨシのツインボーカルで、作詞曲編曲と演奏をANCHORさん及びZiNGが務めています。
Bメロのラップパートのメロディや詞は『The Emperor』 (本記事公開日と同日リリース)でラップパートの歌唱を務めたらっぷびとさんにより再アレンジされています。
また、ANCHORさんが本名(鈴木大記)名義で1st,2ndシングル曲のアレンジに携わったアイドルグループZOCから、藍染カレンさん、香椎かてぃさん、戦慄かなのさんがChorusとして参加されています。
Mix & Recordingは多くのANCHOR曲やPENGUIN RESEARCH曲に参加し、ファン間からの信頼の厚いエンジニアの藤浪潤一郎さんが担当されています。

  曲はロック調で、漫画内での花子くんの台詞をもとに敢えて「現代の若者向け」の曲調で作ったとのこと。フル尺では2番AメロBメロが1番から大きく変化し、アニメ尺を聴き慣れた後でも最後まで十二分に楽しめる展開となっています。また、歌詞もアニメ尺となる1番では七不思議に触れつつも「普く言葉」など何かを匂わせるような内容でしたが、2番以降、特にDメロでは更に物語の深層に踏み込まれたものとなっていきます。

  「地縛少年花子くん」のOPテーマのオファーは先にZiNGに届いたらしく、ボーカルなどの配役はラウドな曲調ありきでANCHORさんらにより決められたとのこと。
生田鷹司さんはANCHORさんと学生時代から親交を持つ堀江晶太さんの所属するバンドPENGUIN RESEARCHのボーカルでありながら声優としての仕事も務めるシンガーで、堀江晶太さん曰く「主人公らしい声」の持ち主で、ラウド系では『敗者復活戦自由形』などの曲が人気を集めています。
オーイシマサヨシさん(メガネをかけている)は、遠い親戚らしい大石昌良さん(メガネをかけていない)が『ようこそジャパリパーク』や『MANKAI☆開花宣言』などの作曲家であることでも有名ですが、オーイシマサヨシさん(メガネ)は『君じゃなきゃダメみたい』や『UNION』などシンガーとしての活動でも有名です。遠い親戚の方が作詞作編曲の場合はポップな曲のイメージが強いですが、Tom-H@ckさんとのユニットでは『Clattanoia』などロック調の曲も多く歌唱されています。
2月7日の「ナゴヤサブカルスーパーライブ!!!!!」では、生田鷹司さんとオーイシマサヨシさんの両名が揃い、PENGUIN RESEARCHメンバーとTom-H@ckさんによる演奏の下で『No.7』が披露されました。

  「地縛少年花子くん」の話の流れに沿った歌詞に加え、ツインボーカルとZOCによる歌詞中に存在する複数役の歌い分け、1番と2番でメロディが全く異なるラップパートや箇所に混在する台詞・ため息など、聴きどころの多い作品です。


『No.7』に合わせて 

・RESPAWN(No.7と似た系統で、ワブルベースを用いたイントロと疾走感のあるAメロが印象的なテンポの速い男性ボーカルロック/作詞作曲ANCHOR、編曲ZiNG)

・The Emperor(らっぷびとさん歌唱のラップパートが印象的で、展開が激しく最後まで聴き飽きることのない一曲/作詞曲ANCHOR、編曲ZiNG)

・family name(Chorus参加のZOCの1stシングル、本名名義での提供/編曲鈴木大記)

・Silent Joker(アイドルマスターコンテンツ内でもかなり人気の高い一曲/作編曲ANCHOR)

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